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2021.10.16 Nakanome
抽象表現
第二次大戦後の抽象表現主義の旗手となった画家
「ジョアンミッチェル」
複数枚のキャンバスを合わせたポリプティック絵画は激しいブラシストロークで描かれた
抽象絵画で知られています
この系統の絵画が徐々に影響力を失っていった60年代以降も
一貫してアクションペインティングの手法を採用していました
1969年「クロード・モネ」が住んでいたことで知られるヴェトゥイユに住むと
豊かな色彩と光の表現により作風は「抽象的印象派」と見なされるようになります
ただし彼女の作品の骨格ともいうダイナミックで自然を忠実に表現したいという想いと
尊敬する「ファン・ゴッホ」から影響を受けた主観的で激しい表現のパワーのぶつかり合いを
消し去るものだったそうです
1972年以降は大型作品に取組むようになり異彩を放つ作品の構造は
彼女特有の豊かな色使いが存分に発揮されることを可能にしました
晩年期の作品に見られる光と色が交互に繰り返される抽象的「モチーフ」は
彼女の筆遣いがますます自由になっていったことを示していると言われています
自分の武器に新しいモノを取り入れて磨きをかけていくのは大切な事ですよね